岡山県高梁市河面町
『岡山100山』 予想通りに木野山神社本宮まで通じる林道があったが、この林道入口が見付けられなかった。
木野山神社情報 (木野山情報が無いので!)
港町倉敷を流れる高梁川を遡った所、木野山に鎮座する神社です。955年、村上天皇の御代に創建されたとのことです。当初は木野山山頂に鎮座していましたが、大正時代伯
備線の開通に伴い木野山駅前に里宮が建立されました。
古くから山岳を主宰し水源を 司る神様として、五穀豊穣、海幸豊饒などの信仰を集めてきました。奥宮の両側に末社 が鎮座する高寵神(たかおかみ)、闇寵神(くらおかみ)の両神は、山峰、渓谷、雨を掌る
神様であり、「狼さま」と呼ばれ木野山の神使として篤く信仰されています。
木野山
腐った展望の無い山頂に対して登山道が歩き易かったのは、かつての参道の転用だからであろうと思う。道理で登山道には山頂への道標がまったく無かった。
帰路に付く
もう一山予定していたが、木野山を下山した時には17時になってしまい、夏なら兎も角、この季節では日暮れてしまうので諦めて帰路に付くことにした。
今日の岡山低山巡り
金山 → 十倉山・十二本木山 → 本宮山 → 大和山 → 木野山
〔070〕木野山 (517m)
木野山神社の奥宮まで林道が伸びている様に地図から読み取れたので、林道入口を探そうとしたが、どこを探せばよいのか判らず、林道を見付けた所で通行止めがされているのか判らないので、時間も無いことから登山道を歩くことにした。
きのやま
登り:1時間06分
下り:53分
コースタイム:1時間59分
標高差:422m
累積標高差:501m
登山口(参道入口)は里宮から西側に狭い町道を走ると右手にある。
登山口(参道入口)は道路が更に狭くなった地点なので、判りやすいかも。
遅い時間になってしまったが14時59分に歩き始める。
木野山神社の里宮から西側へ細い道を走ってくると、ここに登山口があった。
車を停めた所は道路が二又になった地点で本来車を停めてはいけない所である。
きつい道かと思ったが、ひと上りすればフラットな道となる。
入口にはしっかりした道標が立っていたので、この道で間違いなさそうだ。
左斜面の322mピークを巻くように道が続く。
最初は急斜面の中、大きく緩やかにジグを切って登って行く。
石灰岩の採石場であろうか? 重機の音が聞こえてくる。
道を塞ぐ程のデカイ落石があった。こんなのに当たれば一溜りも無い。
前方に送電鉄塔が見えるが、この後、鉄塔横を通るのは予想出来なかった。
整備された歩き易い道が続く。
休憩舎からは展望が利くと思ったが、ササが茂り、しかも逆光で
展望は全然得られなかった。
38分にて休憩舎に着く。
何が書いてあるのか期待したが、小学校低学年向きの学習板だった。
何やら真新しい看板が立っていた。
鉄塔周辺には中国電力の巡視路が何本か通っていた。
下から見えていた送電鉄塔の横を通る。
多くの送電鉄塔下からは展望が得られるもので
あるが、この鉄塔の下からの展望は無かった。
山頂に近付くと階段道が終わり、フラットな道になって来た。
鳥居を抜けた所にしっかりした登山道があったが、道標はまったく無かった。
神社に行く前にこの道を散策してみる。
石の鳥居が出て来た。奥には奥社も見えているが、鳥居の右側にしっかりした踏み跡があった。これは山頂への近道だろうか。
樹勢がころりと代わり密植した竹林に変わる。踏み跡はしっかり付いていた。
踏み跡と赤テープを追って行く。
1時間06分にて ”木野山”(517m)の三角点に着く。
すこしは展望があるだろうと思っていたが、完全に裏切られた。
直ぐに奥宮に向かう。
踏み跡を見失うような所ではないが、落書きが有り難い。
現役に見える立派な建屋の ”木野山神社奥宮”に出る。
木神事は全て里宮で行われいる旨のことが書いてある。
ならば奥宮は年中空き家なのだろうか?
”やはり!” 簡易舗装された林道が神社まで伸びていた。
もっと真剣に林道入口を探すんだったと後悔する。
林道は入口付近で通行止めゲートがあることを期待したい。
狛犬にバイバイして下山する。 であったが、これは狛犬では無く狼さまらしい。
方向を変えて ”木野山神社奥宮”を撮って置く。
次に来る時があれば車だぞ。
道中、倒木は2ヶ所にあったのみ。共に下を潜ることが出来た。
下山24分にて休憩舎に戻る。
採石場が見える地点に戻ってきた。
遠くに見える高い山は方向から見て ”臥牛山”(487m)だろうか?
後は穏やかな道を下り続けるのみ。
この後は322mの山を半周以上トラバースして行く。
下山53分にて駐車地に戻り、木野山を終える。
格子模様のおしゃれな小屋はゴミステーションだった。
眼下に高梁川、JRの線路、今津の繁華街が望めた。